走り高跳びでの助走を安定させるには?記録を伸ばすための助走練習とは
走り高跳びをまだ初めたばかりで高跳びの練習なども何をして良いのかすら分からない人や、初めて少し経つけど全然記録が伸びないって人は多いと思います。
今回はどちらの人にも効果がある練習法や、修正点などを書いていこうと思います。
まず何よりも大事なのが助走です!
助走を安定させることが何よりも成長への近道だと思っています。
まず助走の歩数が決まってない人は助走の歩数を決めるところから始めましょう!
歩数が決まっていないと、助走が安定しないため、踏切位置なども毎回変わってしまい、踏切が近くなったり、遠くなったりして跳べない原因になります。
なので助走の歩数をまず最初に決めましょう。
歩数を決めるときは出来る限り中間マークも決めて、置く事をオススメします。
なぜ中間マークを置いた方がいいのかと言うと
まず1つ目は助走の助走をより安定させるためです。
前半と後半で区別がつけやすく、助走スピードを自己管理するのにとても役に立ちます。
助走のスピードは徐々にスピードを上げていくのが理想的で、前半が早くて、後半が遅くなってしまったりすると、助走の力を活かせなくなってしまうので、そういった部分でも中間マークを置く事でスピードの管理もしやすくなります。
2つ目は助走の歩幅のバラツキを無くす事ができる事です。
中間マークまでの歩数と、中間マークから踏切までの歩幅を決めておくことで、歩幅を安定させることができます。
その日の体調や、天候などで助走の歩幅がよく変わるので、中間マークを置く事で、「今日は進みすぎてるな」とか「今日はあまり走れてなくて距離が足りてないな」と判断できるので、助走の安定に役立ち、踏切位置を安定させることができます。
次に助走の歩数を決めよう
助走の歩数を決めるときに注意することは、距離が長くなりすぎないことと、逆に短くなりすぎないことです。
長くなりすぎると、助走スピードの管理が難しく、段々とスピードを上げていくのが難しいので、安定しづらくなってしまいます。
逆に短くても、スピードが上がりきらず、スピードが活かしづらくなってしまいます。
なので、あくまで参考ですが、10〜13歩あたりで収めておくと、かなり安定しやすいのかなと思います。
それと、中間マークを踏んでからの後半の助走は5本が理想的です。
中間マークを踏んでから、後半を駆け上がるのに、長くては、踏切の直前で減速してしまうし、短くては、駆け上がりきらなく、最後の踏切に集中できなくなってしまうので、理想の駆け上がり歩数は5歩だと思います。
次に、オススメの練習方を紹介していこうと思います。
まず1つ目はカーブ走です。
トラックのカーブの部分を使って走る練習です。
この時に意識することは、助走をイメージして、助走と同じ感覚でスピードを上げていくことです。
しっかり助走のイメージをもってやる事により、スムーズなスピードアップの感覚を掴めるようになると思います。
このカーブ走は自分の助走と同じ方向のコーナーでやるようにしてください。
2つ目はミニハードル走です。
ミニハードルを一歩幅に置き、後半の助走をイメージして走る練習です。
後半の走りをイメージして、早く足を回す意識で走ると良いと思います。
3つ目はバウンディングです。
根本的に足腰が弱かったり、地面からの反発の貰い方が上手くないと、上手に走れなかったり、良い踏切が出来なかったりするので、バウンディング練習をすることにより、かなり足腰への負担があるため、足腰の強化に効果があると思います。
それにバウンディングで上手に進めるようになるには、足の切り替えや、地面からの反発を上手く貰えるようにならないと進めないので、バウンディングの上達は高跳びの上達に繋がってくると思います。
4つ目はハードルです。
ハードルを跳んだあとの3歩をしっかり走る事を意識して練習することにより、高跳びの後半の駆け上がりの走りがしっかり走れるようになってくるので、オススメです。
今回、高跳びの記録を伸ばすための修正点や練習方をいくつか上げたのですが、ほとんど助走に関連した内容だったと思います。
なぜそこまで助走にこだわるのかと言うと、高跳びの一連の動作の中で助走が6.7割ぐらいの割合で大事だと思っているからです。
良い踏切をするためには、その前の助走が大切だし、
しっかりスピードを出すためにも、しっかりスピードのだせる助走が必要だし、と助走が大前提にあると思っているので、今回は助走に特に注目して書きました。
高跳びは陸上競技の中でも難易度が高く、記録が伸びなくてやめてしまう人も多いですが、かなり魅力的な競技だと思うので、いい助走をつくって高跳びを頑張って欲しいです。
このブログを見て少しでも参考になってくれたら嬉しいです。
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